世界でいちばん貧しい大統領：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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世界でいちばん貧しい大統領　[映画] [編集]

３月２２日（金）
エミール・クストリッツァ監督『世界でいちばん貧しい大統領』（2018年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: ニューセレクト
発売日: 2020/09/02
メディア: DVD

南米ウルグアイ。
ホセ・ムヒカはウルグアイの第40代大統領で、愛称は「エル・ぺぺ」。
その質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれた。
収入の90パーセントを貧しい人々のために寄付し、自身は妻と農場で暮らしながら大統領の執務を行った。
そんなムヒカが大統領就任から５年後、ついに退任の日を迎える。
ムヒカの最後の日々を記録したドキュメンタリー映画。

原題は『El Pepe, Una Vida Suprema』。
アルゼンチン・ウルグアイ・セルビアの合作映画。
監督は、『パパは出張中！』（1985年）、『アンダーグラウンド』（1995年）でカンヌ映画祭パルムドールを２回受賞した、エミール・クストリッツァ。
ホセ・ムヒカは1935年、モンテビデオ生まれのバスク系ウルグアイ人。
1960年代に極左武装組織ツパマロスに加入し、ゲリラ活動に従事。
襲撃や誘拐に携わり、６発の銃弾を受け、４回逮捕され、２回脱獄した。
1972年に逮捕された時は、軍事政権が終わるまで13年近く収監されていた。
出所後は政治家となり、2010年３月から2015年２月までウルグアイの第40代大統領を務めた。
最後の日も、午前は農場で働き、午後、離任式に向かった。
2016年には日本を訪問し、東京外国語大学で講演を行った。
2020年、高齢などを理由に政界からの引退。
現在88歳で、なんと僕の父と同い年だった。
74分と短い作品で、過去はあまり振り返らない。
なので、この作品だけではムヒカが何をしてきた人か、よくわからない。
ただ、彼の質素な生活と、いかに国民に愛されているかはわかった。