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不適切にもほどがある#1~2 [映画]

3月23日(土)
金子文紀他監督『不適切にもほどがある』#1~2(2024年)Netflixで鑑賞。

不適切にもほどがある!

不適切にもほどがある!

  • 作者: 宮藤 官九郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2024/04/02
  • メディア: 単行本


1986年。
小川市郎(阿部サダヲ)は中学の体育の教師で、野球部の顧問も務め、生徒たちから「地獄のオガワ」と恐れられている。
妻を5年前に亡くし、高2で17歳の娘・純子(河合優実)と2人暮らしだが、純子はグレている。
ある日、市郎はバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう。
次に目が覚めると、そこには若い女性がパンツが見えそうなスカートを穿き、女子高生が耳からうどんを垂らしている姿があった。
市郎は車内でタバコを吸い始めるが、乗客たちに責められ、バスを降りる。
馴染みの喫茶店に飛び込み、カウンターにいた犬島渚(仲里依紗)のビールを勝手に飲み干し、口論になってしまう。
一方、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。
キヨシは、社会学者の母・サカエ(吉田羊)と共に令和から来た中学生で、街中で偶然出会った純子に一目惚れしてしまったのだ‥‥。

2024年1月26日よりTBS系「金曜ドラマ」枠で放送中のテレビドラマ。
宮藤官九郎の脚本によるオリジナル作品。
主人公の「市郎」が、コンプライアンスが厳しい令和(2024年)と、そうではなかった昭和(1986年)を往復するタイムトラベルもの。
「市郎」が不適切な発言をすると、画面上に「お詫び」のテロップが出る。
また、毎回終盤にミュージカルシーンが挿入される。
今、話題のドラマだが、評判ほどおもしろくない。
〇1986年における「市郎」の振る舞いは、当時としても時代錯誤。
〇タイムトラベルの手続きがあまりにも適当。
〇令和と昭和の対立を盛り上げておきながら、クライマックスはみんなで一緒に歌って、うやむやにしてしまう。
〇「市郎」の振る舞いをテレビ局が受け入れて、雇い入れてしまう都合の良さ。
しかし、上記はすべてわかった上でやっていることだろうから、批判しても仕方ない。
『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』のように、コメディとして楽しめばいいのだろう。

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