肉体の冠：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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肉体の冠　[映画] [編集]

４月８日（月）
ジャック・ベッケル監督『肉体の冠』（1952年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: ジュネオンエンタテイメント
発売日: 2003/03/04
メディア: DVD

フランス。
娼婦のマリー（シモーヌ・シニョレ）は、大工のマンダ（セルジュ・レジアニ）と出会い、恋に落ちる。
マリーの恋人であるギャングのロラン（ウィリアム・サバティエ）は、カフェでマリーとマンダの姿を見て嫉妬する。
後日、酒場で決闘となり、マンダはロランを刺し殺してしまう。
マリーとマンダは町を離れる‥‥。

原題は『Casque d'or』。
ヒロインのシモーヌ・シニョレは1921年、ドイツ・ヴィースバーデン生まれ。
パリで育ち、英語・ラテン語の先生、タイピストとして働いていたが、1942年からエキストラとして映画に出演し始める。
1959年、『年上の女』でアカデミー主演女優賞と、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。
私生活では、1947年、映画監督イヴ・アレグレと結婚し、長女で女優のイザベル・アレグレをもうけたが、２年後に離婚。
1951年、イヴ・モンタンと再婚。
1960年、イヴ・モンタンがマリリン・モンローと不倫関係になったが、離婚せず。
1985年、64歳で死去。
映画の世界では珍しい、ふくよかな美女で、顔つきがいつも太々しく、そのせいか娼婦の役が多かった。
映画自体はオーソドックスな悲恋もので、可も不可もなし。