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「憲法」改正と改悪 [本]

6月5日(火)
小林節『「憲法」改正と改悪』(時事通信社)読了。

「憲法」改正と改悪―憲法が機能していない日本は危ない

「憲法」改正と改悪―憲法が機能していない日本は危ない

  • 作者: 小林 節
  • 出版社/メーカー: 時事通信出版局
  • 発売日: 2012/05
  • メディア: 単行本


慶応大学法学部教授で、日体桜華高等学校校長の小林節が、日本国憲法とその改正案を解説する。

この本の作者は、実はキャラメルボックスの女優・小林春世のお父上。
この本は、小林春世を通して、お父上からいただきました。
「はじめに」に、戦後生まれの団塊の世代だ、と書いてあったので、作者は60代かと思われるが、その改正案は、現在50歳の僕にも非常に共感できるものだった。
左でも右でもなく、ど真ん中、という印象。
日本国憲法はアメリカからの押しつけだったのは事実だが、なかなかよい法律であったのも確か。
しかし、成立から67年が過ぎ、現在の日本の実態と合わなくなっているのは間違いない。
自分の国の憲法をよくすることをためらってはならない。
全くその通りだと思う。
改憲を口にすると、護憲派の人たちはすぐに「日本を軍国主義にしたいのか」と言うが、憲法が成立した昭和20年当時は、「プライバシー」も「公害」も「環境権」もなかったため、それらに関する条文がない。
これだけでも、既に時代とずれているのは明らかではないか。
法律の本には小難しいイメージがあるが、この本は非常にわかりやすく書いてあったため、スイスイ読むことができた。
お薦めです。

『無伴奏ソナタ』神戸公演が昨日終了しました。
ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして、今度は『容疑者Xの献身』。
明後日の6月7日(木)から、梅田のドラマシティで始まります。
明日は昼過ぎから場当たり。
僕は午前中に大阪へ行きます。
関西の皆さん、この芝居も自信作です。
ぜひとも多くの方に見てほしい。
ご来場を心よりお待ちしています。


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