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破壊者ベンの誕生 [本]

9月23日(土)
ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(新潮文庫)読了。



イギリス。
デイヴィッドとハリエットはオフィス・パーティで知り合い、結婚する。
子供をたくさん作る予定だったので、ロンドンから電車で2時間の町に、3階建ての大きな家を見つけ、購入。
次々と子供が生まれ、クリスマスやイースターには、それそれの親族が集まって、賑やかに過ごした。
が、5番目に生まれた子・ベンは、その幸せを粉々に打ち砕いた……。

原題は『THE FIFTH CHILD』。
ドリス・レッシングは1919年イラン生まれのイギリス人。
1950年に『草は歌っている』でデビュー。
1962年に『黄金のノート』を発表し、ウーマン・リブ運動の理論的指導者と目されたが、自身は運動には参加しなかった。
2007年、88歳でノーベル文学賞を受賞。
イギリスを代表する作家だが、恥ずかしながら、僕は全く知らなかった。
この本はブックオフで何となく気になって買ったのだが、物凄い迫力で、一気に読めた。
とても怖い小説だった。

キャラメルボックス2017グリーティングシアター『光の帝国』の稽古17日目。
9・10場、10・11場、11・12場、12場の復習をした後、1~12場をランスルー。
大きなミスもなく、最後まで通すことができました。
上演時間は1時間39分35秒。
過去2回の2分割通しより、2分短くなりました。
芝居かこなれたのか、通して勢いがついたのか。
ともかく、ステージングは今日でほぼ完成しました。
僕が『光の帝国』の稽古に参加するのは今日が最後。
明後日から、文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古が始まるのです。
僕が次に『光の帝国』に参加するのは、10月3日(火)。
北千住のシアター1010公演の仕込み2日目の場当たりです。
それまでにどれだけ芝居がおもしろくなるか、とても楽しみ。
頑張れ、『光の帝国』チーム!

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