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貧困女子のリアル [本]

10月29日(日)
沢木文『貧困女子のリアル』(小学館新書)読了。

貧困女子のリアル (小学館新書)

貧困女子のリアル (小学館新書)

  • 作者: 沢木 文
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/02/01
  • メディア: 新書


女性誌で活躍するフリーランスの編集者・沢木文が、都会で困窮した生活を送る30代の女性の現実を報告する。

11人のケースが取り上げられているが、「それは自己責任だろう」という人もいれば、そうでない人もいる。
そうでない人を追い詰めたのは、非正規雇用という身分の過酷さ。
そして、ブラック企業や男性社会による理不尽な抑圧。
このような本が多くの人に読まれれば、少しずつでも改善されていく可能性がある。
ためになる本。

今日は13時から、西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演の稽古に行ってきました。
今までずっと演目を書いてきませんでしたが、今年度は『ナツヤスミ語辞典』です。
この芝居の初演は1989年8月。
今から28年も前になります。
僕は27歳でした(28歳になる直前でした)。
「クサナギ」の西川浩幸は25歳、「カブト」の伊藤ひろみは24歳、「モモヤマ」の上川隆也も24歳(初舞台でした)。
東京FCの生徒たちとあまり変わりません。
若い人たちやってこそ、おもしろい芝居だと思います。
『ナツヤスミ語辞典』は今まで、キャラメルボックスで3回、それ以外で3回、合計6回演出してきました。
今回が7回目。
これほど演出した芝居は他にありません。
脚本家としての代表作である以上に、演出家としての代表作だと思います。
過去の6回に負けない、おもしろい芝居にしたいと燃えています。
今日の稽古は、10・11・12・13場の復習。
芝居は次第に固まってきましたが、改良の余地はまだまだ残っている。
11月中旬の本番に向けて、さらに生徒たちをシゴいていきたいと思います。

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