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手のひらの京 [本]

11月21日(火)
綿矢りさ『手のひらの京』(新潮社)読了。

手のひらの京

手のひらの京

  • 作者: 綿矢 りさ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/09/30
  • メディア: 単行本


京都。
奥沢凛は奥沢家の三女で、大学院生。
長女の綾香は30すぎの図書館司書で、一刻も早く結婚したいと焦っている。
次女の羽依は大手企業のOLで、上司の前沢と付き合い始めたが、彼のナルシストぶりに幻滅。
凛は京都から出たくてたまらず、両親に内緒で、東京の会社に就職しようとしていた。
そんな三姉妹の四季。

綿矢りさ氏の本はこれが10冊目。
帯に「綿矢版『細雪』」とあったが、あちらは神戸の四姉妹の大河ドラマ。
年頃の姉妹の恋愛・結婚を描くというテーマは共通するが、物語のスケールは全然違う。
それでも、現代の若い女性の3つの典型が描かれていて、非常に興味深かった。
お薦めです。

キャラメルボックス2017ウィンターツアー『ティアーズライン』の稽古9日目。
7・8・9場の立ち稽古をやりました。
これは第二稿で、今日の14時に書き上げたもの。
これで1~9場の第二稿が完成しましたが、まだチョコチョコ直さなければいけないところがある。
新作は本当に大変です。
今日も阿部丈二がギャグを連発。
多田直人も果敢にギャグにチャレンジしていました。
相手をするのは、主役の畑中智行。
膨大なセリフをまくしたてながら、しっかりツッコミを入れていました。
脚本執筆は大変ですか、役者たちかおもしろくしてくれるので、救われます。
10~12場も頑張るぞ!

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