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著名人名づけ事典 [本]

12月28日(木)
矢島裕紀彦『著名人名づけ事典』(文春新書)読了。

著名人名づけ事典 (文春新書)

著名人名づけ事典 (文春新書)

  • 作者: 矢島 裕紀彦
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 新書


編集者の矢島裕紀彦が、文豪からプロスポーツ選手まで、各界の著名人が自分の子供にどんな名前をつけたか紹介する。

やはり森鴎外が一番すごいと思う。
欧米でも通じやすいように、西洋人の名前と音が重なるように工夫したのだ。
長男→於莵(おと)
長女→茉莉(まり)
次男→不律(ふりつ)
次女→杏奴(あんぬ)
三男→類(るい)
明治時代にこんな名前をつけられて、本人はどう感じたのだろう。
ちなみに、夏目漱石は、筆子、恒子、栄子、愛子、純一、伸六、雛子。
鴎外よりは真っ当だが、「愛子」「純一」は当時としてはかなりハイカラだったろうと思う。
与謝野鉄幹・晶子の子供は、光、秀(しげる)、八峰(やつお)、七瀬、麟、佐保子、宇智子、アウギュスト、エレンヌ、健、寸(そん)、藤子。
12人産んだのもすごいが、アウギュストとエレンヌには唖然呆然。
アウギュストは後に昱(いく)と改名したらしい
そりゃそうでしょうよ、と思う。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』稽古1日目。
1~3場の半立ち稽古をしました。
欠席が7人もいたので、代役の嵐。
しかし、みんな嫌がらずに熱心に演じてくれました。
予想よりもみんな演技が達者で、ちょっとダメ出しすると、すぐによくなる。
おかげで初日にもかかわらず、楽しく見ることができました。
この芝居、期待できますよ!

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