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ポイズンドーター・ホーリーマザー [本]

12月29日(金)
湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社)読了。

ポイズンドーター・ホーリーマザー

ポイズンドーター・ホーリーマザー

  • 作者: 湊 かなえ
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2016/05/18
  • メディア: 単行本


「イヤミス」の女王・湊かなえによる、イヤミスの短編集。
収録作品は全部で6つ。

湊かなえ氏の本はこれが21冊目。
湊氏は、モンスター化した母親とその娘の関係を描いた作品が多い。
この本も、6作中3作がそのテーマ。
確かに、イヤミスには最適な題材という気もするが、現実はどうなのだろう。
世の中には僕の想像以上にモンスターママがいる、だから湊氏はたくさんの読者に支持されている、ということなのだろうか?
質の高い短編集だが、僕は『ベストフレンド』が一番楽しめた。
短編ミステリの傑作だと思う。
お薦めです。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古2日目。
4・5・6場の半立ち稽古をしました。
今日も欠席が5人いたので、代役が大活躍。
いよいよ試合のシーンに進んだのですが、これがもう大変!
5場なんて、簡単な段取りを決めるだけで50分。1回通すのにまた50分。
グランドには9人の守備陣と1人のバッターがいるわけですが、合計10人を舞台に乗せたら、狭くて全く動けない。
おまけに、見た目が小学生の三角ベースになってしまう。
さらに、フォアボールやヒットでランナー満塁になったら、13人。
だからすぐに全員出すのでなく、一つ一つのプレイに関係する人間だけに限ることにしたのですが、そうなると、今何が起きているのか、わかりにくくなる。
あちら立てればこちらが立たず!
野球を芝居にするのって、ホントにホントに大変です。
が、若い役者たちが進んでアイディアを出してくれるので、何とか無事に予定通り、稽古を進めることができました。
ホッ。
若い役者たちはみんな礼儀正しくて、元気で、やる気に溢れていて、言うことなし!
よくぞこれだけいいメンバーを集めてくださったと、稽古の後、プロデューサーの鈴木さんにお礼を言いました。
年内の稽古は今日でおしまい。
年明けは1月5日からです。
一週間の休みで、今日までにやったことを忘れないといいなあ。
来年も頑張りますよ!

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