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dele [本]

7月20日(金)
本多孝好『dele(ディーリー)』(角川書店)読了。

dele (角川文庫)

dele (角川文庫)

  • 作者: 本多 孝好
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 文庫


真柴祐太郎は20代、猫のタマさんと暮らしている。
仕事は、「dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)」という会社でアルバイト。
この会社は、依頼人の死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する。
社員は社長の坂上圭司のみ。
午後3時、圭司のパソコン「モグラ」が鳴る。
依頼人の1人、小宮山貴史は、自分のノートパソコンが5日間操作されなかった時、モグラに信号が行くように設定していた。
祐太郎は直ちに小宮山の死亡確認をするため、事務所を出発する……。

本多孝好氏の本はこれが10冊目。
短編5つを収録した、連作短編集。
依頼人のデータを削除する仕事、というアイディアが実におもしろい。
どれも依頼人の死から始まる物語なので、ミステリー・タッチ。
祐太郎と圭司はまるで探偵。
続編があるようなので、ぜひとも読んでみたい。
お薦めです。

キャラメルボックス2018サマーツアー『エンジェルボール』京都公演、本日1900からいよいよ開幕します。
劇団創立33年目にして、初めての京都公演。
初めての町というのは、やはり緊張します。
でも、東京公演は大好評だったので、ここ京都でもきっと大丈夫なはず。
しっかり場当たりをして、本番に臨みたいと思います。
当日券はいっぱいありますので、ぜひぜひ京都劇場へお越しください。
それでは行ってきます!

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