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分かれ道ノストラダムス [本]

10月16日(火)
深緑野分『分かれ道ノストラダムス』(双葉社)読了。

分かれ道ノストラダムス

分かれ道ノストラダムス

  • 作者: 深緑 野分
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: 単行本


1999年6月。
日高浅葱(あさぎ)は高校1年の女の子。
ある日、友達2人と、2年前に亡くなった同級生・基(もとき)の家に行く。
そこで基の祖母から、基の日記4冊をもらう。
日記の中にある部分に、平行世界について書いてあった。
同級生の八女君と、その友達でアクアリウムショップの店長・久慈さんから、平行世界について解説を受ける。
平行世界が存在するなら、基が死ななかった世界もあるのではないか?
浅葱はその可能性について調べ始めるが……。

深緑野分氏の本は、『オーブランの少女』『戦場のコックたち』に続いて、これが3冊目。
高校1年の少女の冒険を描く。
1作ごとに丸っきり世界が違うので、なかなか深緑氏の作風が掴めない。
この作品では、高校1年の少女の繊細な心の動きがよく捉えられていて、巧いなと思った。

自宅に籠もって、2018クリスマスツアー『リトル・ドラマー・ボーイ』の執筆中です。
現在、全12場中5場の途中まで書き上げました。
大学3年の娘と高校3年の息子が、アニメ映画『若おかみは小学生!』を見に行って、「おもしろかった」と言っていました。
監督の高坂希太郎氏は元スタジオジブリで、『茄子/アンダルシアの夏』の監督さん。
ジブリの名作の数々で作画監督をつとめています。
『若おかみは小学生!』は、タイトルに似合わぬ傑作と、徐々に観客動員を増やしているらしい。
僕も見たい!
でも、行く暇がない!
一刻も早く、脚本を書き上げて、見に行きたいです。

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