SSブログ

身体的物語論 [本]

10月15日(月)
蜷川幸雄『身体的物語論』(徳間書店)読了。

身体的物語論

身体的物語論

  • 作者: 蜷川幸雄
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2018/05/29
  • メディア: 単行本


2016年に亡くなった演出家・蜷川幸雄の最後のインタビュー集。
聞き手・構成はライターの木俣冬。

晩年の蜷川氏は鼻に管を付け、車椅子に乗りながら、精力的に演出をこなしていた。
「大きな物語」を欲し、「小津安二郎の映画は大嫌い」と言い放った。
「世界の演出家の上から4番目までには入る」と豪語した。
常に見た目を気にし、「カッコよくありたい」と願い続けた。
その若々しさは驚嘆に値する。
僕もいくつになっても枯れるもんかと思う。

今日は10時から、キャラメルボックス俳優教室卒業公演『ミスター・ムーンライト』の第一回美術会議。
12時から、授業。
7~9場の半立ち稽古をみっちりやりました。
『ミスター・ムーンライト』の初演は2001年で、それから17年も再演してない。
でも、16期生のみんなが活きるのはこの作品だと確信して、上演を決めました。
実際に稽古してみると、登場人物1人1人のキャラクターが立っていて、本当におもしろい。
作者が言うのもなんですが、隠れた名作だと思いました。
とは言え、生徒たちの演技はまだまだまだまだ。
ビシビシしごいて、おもしろくしたいと思います。
頑張れ、16期生!

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2