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マツコの何がデラックスか? [本]

10月21日(日)
太田省一『マツコの何がデラックスか?」(朝日新聞出版)読了。

マツコの何が“デラックス

マツコの何が“デラックス"か?

  • 作者: 太田 省一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/03/20
  • メディア: 単行本


社会学者の太田省一が、マツコ・デラックスの魅力をまじめに分析・考察する。

僕もマツコ・デラックスは好きだが、その人となりは全く知らなかった。
太田氏の分析によれば、
〇挫折・引きこもりから再起する際、「嘘をつかない」ことをモットーとした。
〇ゲイというマイノリティーの中でも、さらに「女装家」とういマイノリティー。
〇団塊ジュニア世代。
〇黒柳徹子、中森明菜を尊敬している。モーニング娘。が好き。
〇地図を見るのが趣味。産業を愛する。都市計画に興味あり。
〇断言・直言が多いが、迷うことも多々ある。
〇妄想が好き。
〇食べる時はいつも本気。
〇木村拓也と同じ高校の同期だが、在学中は面識はなかった。
さすがに社会学者だけあって、分析・考察が深く、読み応えがあった。
お薦めです。

今日は西葛西の東京放送芸術&映画俳優専門学校のスペシャル公演『ブリザード・ミュージック』の稽古に行ってきました。
6~10場の復習をし、まだ時間が余っていたので、1・2場もやりました。
もともと今回の出演者はレベルが高いのですが、練習の成果で、演技が大分こなれてきて、おもしろい芝居になってきました。
が、見せ場はまだまだ物足りない。
役が感じるべき苦しみがまだまだ浅いのです。
役者はお客さんの身代わりになって、舞台で心底苦しまなければならない。
それはとても辛いことですが(何しろ何ステージもそれを繰り返さなければならないので)、その苦しみを乗り越えた時、お客さんはすばらしい解放感を手にする。
いわゆる浄化作用です。
だから、役者は自分を甘やかさずに、ホンモノの苦しみを体験しなけれならない。
稽古のたびに、本番のたびに。
来週の土・日がいよいよ本番。
出演者たちのさらなる成長に期待したいと思います。

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