SSブログ

死神 [本]

11月15日(木)
篠田節子『死神』(文春文庫)読了。

死神 (文春文庫)

死神 (文春文庫)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫


大場元子は30代後半で、福祉事務所のケースワーカー。
稲荷町のボロアパートに住む、遠藤稲菊を訪ねる。
稲菊は70代の元・芸妓で、独り暮らし。
元子には見えない猫・太郎を飼っている。
稲菊は視力の低下が激しいため、元子はホームへの転居を勧めているが、頑として聞き入れない。
戦争に行ったあの人をここで待つと言う……。

篠田節子氏の本はこれが16冊目。
福祉事務所に勤めるケースワーカーたちを主人公にした短編8つを収録した連作短編集で、上記は一つ目の『しだれ梅の下』。
社会の底辺で暮らす人々と、彼らを懸命に救おうするケースワーカーたちを描く。
題材は暗く厳しいが、どれも物語としてしっかり楽しめるように書かれていた。
僕は『失われた二本の指へ』が一番気に入った。
お薦めです。

今日は11時から取材。
滋賀県の女子高校生が、総合学習の課題のため、僕にインタビューに来ました。
僕について、キャラメルボックスについて、演劇について、2時間にわたって質問に答えました。
彼女は『銀河旋律』の脚本を読んだだけで、キャラメルボックスの芝居は見たことがなかった。
帰り際、加藤昌史が『銀河旋律』のDVDをプレゼントしていました。
そして、13時から、キャラメルボックス2018クリスマスツアー『リトル・ドラマー・ボーイ』の稽古15日目。
最初にダンスの振り固め。
川崎悦子先生の助手の方が来て、細かく指導してくれました。
台本練習は、10・11・12場の動き付け。
11場までの予定だったのですが、時間があったので、12場までやってしまいました。
で、ついにラストまで動きが完成!
ようやく峠を越えたという感じ。
後はひたすら繰り返し、ブラッシュアップしていくのみです。
気を緩めずに頑張るぞ!

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2