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吉田博作品集 [本]

12月25日(火)
安永幸一『吉田博作品集』(東京美術)読了。

吉田博 作品集

吉田博 作品集

  • 作者: 安永 幸一
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2016/03/10
  • メディア: 大型本


元・福岡アジア美術館館長の安永幸一が、明治・大正・昭和に活躍した風景画家・版画家の吉田博の作品を紹介・解説する。

吉田博は、明治9年(1876年)、福岡県久留米市生まれ。
父は久留米師範学校教諭・上田束。
15歳の時、修猷館中学の教諭・吉田嘉三郎に画才を見込まれ、養子となる。
18歳の時、上京し、小山正太郎が主宰する不同舎に入門。
23歳の時、友人・中川八郎とともにアメリカへ渡航。デトロイト美術館で水彩画素描点を開き、二人合わせて1234ドルを手にする。その後もアメリカ各地で活躍。
25歳の時、帰国し、明治絵画会に所属。翌年、太平洋絵画会と改称。その中心メンバーとして活躍。
黒田清輝の白馬会と対立し、競い合った。
44歳の時、木版画を開始。
昭和25年、73歳の時、永眠。
去年、版画展に行って、その端正な美しさに魅了されたが、油絵もすばらしかった。
巻末の年表に、「自宅は下落合」とあったので、ネットで調べてみたら、なんと西武新宿線下落合駅の北側、聖母病院のすぐ裏だった。
当時、その一帯には、「目白文化村」という新興住宅地があった。
キャラメルボックスの最初の稽古場は、吉田博の自宅があった場所からわずか100メートル。
奇妙な縁に驚いた。

キャラメルボックス2018クリスマスツアー『リトル・ドラマー・ボーイ』、今日はいよいよ千秋楽です。
平日の昼のステージなので、チケットはまだ売り切れてません。
いまだに見ていないという残念な方は、ぜひぜひ池袋サンシャイン劇場にお越しください。
この芝居を見逃してはいけませんぜ!
お待ちしています。
では、行ってきます!

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