来来来来来

２月１３日（水）
本谷有希子『来来来来来『（白水社）読了。

来来来来来

• 作者: 本谷 有希子
• 出版社/メーカー: 白水社
• 発売日: 2010/06/29
• メディア: 単行本

山間の小さな集落。
夏目家は麸揚げ場を営む一家。
その次男ヤスオの元へ、元自衛隊員の蓉子が嫁入りしてくる。
ところが、新婚１カ月でヤスオは家出。
原因は母・光代の異常な過保護だった。
残された蓉子は光代、兄嫁の千鶴子の仕打ちに耐えながら、暮らしていく……。

２００９年７～８月、劇団「本谷有希子」第１４回公演として、本谷有希子氏の演出で初演された戯曲。
登場人物は女性６人。
戯曲を読むと陰惨でグロテスクな話だが、本に掲載されている写真ではキレイな女性たちが颯爽と演じている。
一種の寓話として読むべきなのだろう。
ピュアなエゴが狂気を帯びて暴走する。
出演者は、りょうさん、木野花さん、吉本菜穂子さんなど。

ひぐちアサさんのマンガ『おおきく振りかぶって』３０巻を読みました。
西浦対崎玉の試合の後半。
夏の大会でコールド負けを喫した崎玉が、リベンジに燃えて、西浦に襲いかかる。
２８・２９巻ではやられっぱなしだった西浦が、３０巻でついに反撃開始。
３巻かかっても、まだ試合は終わらない。
このマンガ、いつも１試合に４巻ぐらいかかるのです。
てことは、次の３１巻で、試合が終わる。
勝つか負けるか、楽しみです。