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風神雷神(雷の章) [本]

4月22日(月)
柳広司『風神雷神(雷の章)』(講談社)読了。

風神雷神 雷の章

風神雷神 雷の章

  • 作者: 柳 広司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/08/30
  • メディア: 単行本


1622年(元和8年)、京都。
扇屋「俵屋」の養子・伊年(いねん)は、8年前に義父の後を継いだ。
名前も、義父の号をもらい、「宗達」と改めた。
俵屋の扇は、宗達の絵で飛ぶように売れ、京都一の扇屋となった。
ある日、店に公家の烏丸光弘が訪ねてくる。
光弘は宗達に「絵を描かないか」と言った。
自分は絵師ではないと説明したが、光弘は宗達を絵師と扱い、仕事を依頼した……。

柳広司氏の本はこれが26冊目。
生まれて初めての経験だが、間違えて、上下巻の本の下巻から読み始めてしまった!
主人公の俵屋宗達が35歳の時点からスタートしたので、変だなあとは思ったのだ。
100ページくらい読んでから、最初の章が「14章」だったことを思い出した。
が、もう手遅れだと諦めて、最後まで読んでしまった。
安土桃山時代後期から江戸時代初期にかけて活躍した画家・俵屋宗達の物語。
宗達については、その人となりがほとんどわかっていないので、この小説はあくまでも作者の柳氏の想像の産物。
しかし、当時の文化や風俗がよく調べられているので、とてもタメになった。
上巻も楽しみ。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』の稽古6日目。
12・13・1場の立ち稽古をしました。
多くの役者が、既に台本を持たずにやっています。
後半に進むに従って、役者たちのテンションが上がってきて、12場も13場も大変盛り上がりました。
特に、大滝真実と岡内美喜子と石原善暢と菅野良一が凄かった。
さんざん笑わされました。
これこそが『ナツヤスミ語辞典』だと思いました。
8回目の演出だけど、やっぱりおもしろい!
明日は稽古はお休みで、次回は明後日。
とても楽しみです。

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