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ハーフ・ア・チャンス [映画]

4月22日(月)
パトリス・ルコント監督『ハーフ・ア・チャンス』(1998年)GYAOで鑑賞。

ハーフ・ア・チャンス [DVD]

ハーフ・ア・チャンス [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
  • メディア: DVD


フランス。
高級車窃盗常習犯のアリス(ヴァネッサ・パラディ)は刑務所に服役中に母が死亡。
母が遺したカセット・テープで、20年前に二人の男を同時に愛したこと、そのうちのどちらかが自分の父であることを知る。
出所後、アリスは男たちに会いに行く。
一人は高級レストランオーナーのジュリアン・ヴィニャル(アラン・ドロン)、もう一人は自動車ディーラーのレオ・ブラサック(ジャン=ポール・ベルモンド)。
二人とも独身で、自分の娘かもしれないアリスの登場を大いに喜んだ。
二人は血液検査でどちらがホンモノの父親かハッキリさせようと言う……。

あー、楽しかった!
フランスの二大俳優、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが『ボルサリーノ』(1974年)以来、28年ぶりに共演した映画。
最初は敵対していた二人が、アリスをギャングから救うために共闘する。
案の定、ジュリアンは宝石泥棒、レオは外人部隊の兵士で、この二人が組めば、怖いものナシなのだ。
陽気でコミカルなアクション映画。
ハリウッド映画では出せない、小粋な雰囲気がいい。
お薦めです。

若い人たちはもう、アラン・ドロンもジャン=ベルモンドもわからないのでしょうね。
アラン・ドロンは60年代、世界一のハンサムと言われた人。
実際、『太陽がいっぱい』(1960年)のドロンは恐ろしいほど美しい。
ジャン=ポール・ベルモンドは、本国での人気はドロンより上。
ジャン=リュック・ゴダール監督の映画『勝手にしやがれ』に主演し、ヌーヴェル・バーグの先駆けとなった人。
寺沢武一のマンガ『コブラ』の主人公の宇宙海賊コブラは、ベルモンドがモデルだ。
二人とも、おじいさんになってもカッコいい。
ホントにホントに見てよかった!

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