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風神雷神(風の章) [本]

4月25日(水)
柳広司『風神雷神(風の章)』(講談社)読了。

風神雷神 風の章

風神雷神 風の章

  • 作者: 柳 広司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/08/30
  • メディア: 単行本


慶長3年(1598年)、京都伏見の醍醐寺で太閤秀吉の肝入りによる花見が行われた。
扇屋「俵屋」も商いで参加した。
「俵屋」の養子の伊年(いねん)は20歳を過ぎてもボーっとして頼りない。
が、彼が絵を描いた扇はなぜか売れた。
ある日、伊年は五条の河原の掛け小屋で、不思議な踊りを見た。
「出雲巫女神楽」と呼ばれるもので、主役を演じたのは「おくに」という名前の女だった……。

全二巻の『風神雷神』の第一巻。
間違えて第二巻の「雷の章」から読み始めてしまったので、これでようやく読了。
第一巻は本阿弥光悦、第二巻は烏丸光弘によって、俵屋宗達は大きく成長した。
出雲阿国と出会っていたというのは、柳広司氏の素敵なフィクション。
100パーセントないと思うが、それでもうれしい。
小説はこれでいいと思う。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』の稽古7日目。
2・3・4場の立ち稽古をしました。
ちょっと時間が余ったので、4場のパフォーマンスの予習。
そして、21時から稽古場で第二回美術会議。
美術家の稲田美智子さん、舞台監督の村岡晋さんが来て、稲田さんが描いた正面図・平面図を確認。
修正なしで、決まりとなりました。
一昨年の東京放送芸術&映画俳優専門学校の美術をベースにして、俳優座の舞台に合わせて拡大。
さらに細かいアレンジが加わって、とても素敵な美術になりました。
俳優座で実物を見るのが楽しみ。
これが『ナツヤスミ語辞典』の美術の決定版になると思います。
乞ご期待!

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