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パーファクト・アリバイ [本]

9月1日(日)
A・A・ミルン『パーフェクト・アリバイ』(論創社)読了。

パーフェクト・アリバイ (論創海外ミステリ―シナリオ・コレクション)

パーフェクト・アリバイ (論創海外ミステリ―シナリオ・コレクション)

  • 作者: A.A. ミルン
  • 出版社/メーカー: 論創社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本


イギリス、サセックス州。
アーサー・ラッドグローブは資産家の老人で、ヘイン・プレイス(鷺邸)と呼ばれる大邸宅で暮らしている。
そこには2人の親戚と、5人の宿泊客がいた。
アーサーは若い頃、南アフリカ共和国で警察官をしていた。
その時、3人のギャングを捕まえ、1人は死刑、2人は終身刑となった。
終身刑になった2人はアーサーに「いつか必ず殺してやる」と言った。
そのうちの1人が、宿泊客の中にいるらしい……。

アラン・アレグザンダー・ミルンは、1882年、ロンドン生まれ。
ケンブリッジ大学を卒業後、1903年、シャーロック・ホームズのパロディ小説『シャーロックの強奪』でデビュー。
1906年より、風刺雑誌「パンチ」の編集者となる。
1026年、代表作の『くまのプーさん』を発表。
1956年、死去。
『パーフェクト・アリバイ』は1922年に出版された、ミステリーの戯曲。
凄いタイトルだが、ここに描かれたアリバイ工作は「パーフェクト」と呼べるほどすばらしいものではない。
トリックよりも会話の妙で読ませる戯曲。
他にミステリーの短編小説を二つ収録。
どちらもウィットに富んでいて、イギリス人らしい作家だと思った。

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