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初山滋/永遠のモダニスト [本]

10月20日(日)
竹迫祐子『初山滋/永遠のモダニスト』(河出書房新社)読了。

初山滋: 永遠のモダニスト (らんぷの本)

初山滋: 永遠のモダニスト (らんぷの本)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2019/08/22
  • メディア: 単行本


ちひろ美術館主席学芸員の竹迫祐子が、童画家・初山滋の作品と生涯を解説する。

初山滋(はつやましげる)は、1897年、東京生まれ。
8歳で日本画家・荒木探令、15歳で風俗画家・井川洗崖に学び、着物の模様画工房などに奉公して、伝統的な日本の装飾美術を身につける。
1915年、巽画会で『盲人と春』が銀賞を受賞。
童話雑誌『おとぎの世界』、絵雑誌『コドモノクニ』の絵てどで、童画家として広く知られるようになる。
戦後は、絵本や教科書の表紙などを多く描き、1973年、76歳で死去。
ベースは日本画だが、後期印象派以降の西洋画の技法を取り入れて、きわめてモダンな絵を描いた。
その明るく優しい色彩は、パウル・クレーを思い出させる。
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