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面倒くさい女たち [本]

1月23日(木)
河合薫『面倒くさい女たち』(中公新書ラクレ)読了。

面倒くさい女たち (中公新書ラクレ)

面倒くさい女たち (中公新書ラクレ)

  • 作者: 河合 薫
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: 新書


かつて『ニュースステーション』に気象予報士として出演し、今は作家として活動する河合薫が、職場にはびこる「ババアの壁」の実態と原因を探り、その解決法を考える。

〇女性の上司は女性の部下に厳しい。
〇女は子宮で考える。
〇女はおしゃべり。
〇女の会議は長い。
などなど、一般に流布している言説はほとんど偏見に過ぎないらしい。
が、男性は「do」を重視し、女性は「be」を重視するという、河合氏の指摘は鋭い。
男性は他者と何かを「する」ことで、女性は他者とともに「いる」ことで、自分の存在を確立している。
友達とのおしゃべりは、女性にとっては「ともにいること」の確認になるので、とても重要なのだ。
また、それによって、ストレスも解消される。
女性の自殺者が男性より少ないのは、ストレスを溜め込まないからではないか、という指摘にも、なるほどと思った。
タメになる、ジェンダー論の本。
お薦めです。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって/秋の大会編』ダブルヘッダー特別公演のキャスト紹介の8回目。
15人目は、「秋丸恭平」役の佐伯亮くん。
1995年、広島県生まれの24歳。
テレビドラマ『法医学教室の事件ファイル32』で俳優として活動を開始。
『おおきく振りかぶって』シリーズへの出演は今回が初めて。
「秋丸」は、野球部員とは思えないほど、飄々とした性格なのですが、佐伯くんはまさに「秋丸」そのもの。
これだけピッタリの人を探し出した、プロデューサーの鈴木さん、凄いです!
秋丸.jpg
16人目は、「島崎慎吾」役の松本祐一くん。
1990年2月27日、高知県生まれの29歳。
2011年、劇団平熱43度『インディーとジョーンズの最初の聖戦』の「ゴモラ」役でデビュー。
「島崎」役は、1本目の初演に続いて、2回目。(「島崎」も2本目には登場しませんでした)。
非常にダイナミックな演技ができる役者で、稽古では終始目立っています。
一番笑っているのは僕かもしれない。
島崎.jpg

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