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人生は「声」で決まる [本]

2月3日(火)
竹内一郎『人生は「声」で決まる』(朝日新書)読了。

人生は「声」で決まる (朝日新書)

人生は「声」で決まる (朝日新書)

  • 作者: 竹内 一郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/07/13
  • メディア: Kindle版


『人は見た目が9割』がベストセラーになった劇作家・演出家の竹内一郎が、人が生きていく上で「声」が重要であることを語る。

「見た目」なの?「声」なの?という疑問は置いておいて。
声としゃべり方の重要性については、僕も常日頃からもっとち注目されるべきだと思っていた。
日本人はこの二つについて、あまりにも無頓着すぎる。
以前、埼玉大学で非常勤講師として、教員志望の学生たちに、同じテーマで講義したことがある。
教師は授業でしゃべることが仕事なのに、発声練習しないのはおかしいと。
この本では「低い声」を推奨していたが、僕はそれよりも「通る声」の方が重要だと思う。
15年ほど前、娘が小学1年の時、授業参観に行ったら、クラスが崩壊していた。
担任の声がかぼそくて、子どもたちを掌握できていなかったのだ。
注意する声が弱々しくて、活発な男子たちは100パーセント無視。
勝手に教室を抜け出して、トイレで遊んでいた。
余計な真似だとは思ったが、僕はトイレに行き、遊んでいた男子たちを怒鳴りつけ、教室に連れ戻した。
教師は授業の内容を研究する前に、発声練習をするべきだと強く思った。
というわけで、この本は声を道具にして働く人たちにぜひとも読んでほしい。
きっとタメになる。




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