きみが住む星 [本]
2月26日(水)
池澤夏樹『きみが住む星』(角川文庫)読了。
日本を出発した「ぼく」が、旅先から「きみ」に送る手紙と写真。
池澤夏樹の文章と、オーストリアの写真家エルンスト・ハースの写真から成る本。
何よりも、エルンスト・ハースの写真がすばらしい。
風景写真が主だが、普通の写真は一つもない。
どれも工夫があって、ハッとさせられる。
池澤氏はハースの写真を見て、いろいろ想像して、文章を書いたのだろう。
写真と文章の距離感が毎回変わり、非常に楽しめた。
今日は妻と2人で上野の東京都美術館へ行き、「ハマスホイとデンマーク絵画」展を見てきました。
19世紀から20世紀にかけてのデンマーク絵画と、その中心人物であるヴィルヘルム・ハマースホイの作品。
ハマスホイは「北欧のフェルメール」とも呼ばれているらしいが、けっして似てない。
室内画が主であるところだけ。
フェルメールは室内にいる人物を描くが、ハマスホイは室内そのものを描く。
そこには壁とドアと窓しかない。
が、ひたすら美しい。
そして、痺れるほど静か。
今回の展覧会まで、僕はハマスホイを知らなかったが、これほど凄い画家だとは思わなかった。
見に行ってよかった!
お薦めです。
池澤夏樹『きみが住む星』(角川文庫)読了。
日本を出発した「ぼく」が、旅先から「きみ」に送る手紙と写真。
池澤夏樹の文章と、オーストリアの写真家エルンスト・ハースの写真から成る本。
何よりも、エルンスト・ハースの写真がすばらしい。
風景写真が主だが、普通の写真は一つもない。
どれも工夫があって、ハッとさせられる。
池澤氏はハースの写真を見て、いろいろ想像して、文章を書いたのだろう。
写真と文章の距離感が毎回変わり、非常に楽しめた。
今日は妻と2人で上野の東京都美術館へ行き、「ハマスホイとデンマーク絵画」展を見てきました。
19世紀から20世紀にかけてのデンマーク絵画と、その中心人物であるヴィルヘルム・ハマースホイの作品。
ハマスホイは「北欧のフェルメール」とも呼ばれているらしいが、けっして似てない。
室内画が主であるところだけ。
フェルメールは室内にいる人物を描くが、ハマスホイは室内そのものを描く。
そこには壁とドアと窓しかない。
が、ひたすら美しい。
そして、痺れるほど静か。
今回の展覧会まで、僕はハマスホイを知らなかったが、これほど凄い画家だとは思わなかった。
見に行ってよかった!
お薦めです。