ブルータスの心臓 [本]
3月26日(木)
東野圭吾『ブルータスの心臓』(光文社文庫)読了。
末永拓也は産業機器メーカーのMM重工で人工知能ロボットの開発に従事している。
出世街道のトップを走り、オーナーの次女・星子の婿養子候補の一人に選ばれる。
が、彼には康子という恋人がいる上に、妊娠したと告げられる。
そんな矢先、星子の長兄の直樹から呼び出される。
会合の席には、同じく婿養子候補の橋本の姿があった。
なんと、直樹と橋本も康子と肉体関係があり、お腹の子供の父親である可能性があると言う。
康子の殺害計画を直樹に持ちかけられ、末永と橋本は協力することに同意する……。
読み始めてすぐに、前にも読んでいたことに気付いた。
が、おもしろいので再読した。
1989年に出版された、倒叙ミステリーの傑作。
主人公が100パーセント悪人なのが凄い。
産業ロボットが重要な役割を果たすので、舞台化が不可能なのが、残念でならない。
映画化すれば、ハリウッドのサスペンスものに負けない映画ができるだろう。
映画界の誰かが気付かないかな。
お薦めです。
東野圭吾『ブルータスの心臓』(光文社文庫)読了。
末永拓也は産業機器メーカーのMM重工で人工知能ロボットの開発に従事している。
出世街道のトップを走り、オーナーの次女・星子の婿養子候補の一人に選ばれる。
が、彼には康子という恋人がいる上に、妊娠したと告げられる。
そんな矢先、星子の長兄の直樹から呼び出される。
会合の席には、同じく婿養子候補の橋本の姿があった。
なんと、直樹と橋本も康子と肉体関係があり、お腹の子供の父親である可能性があると言う。
康子の殺害計画を直樹に持ちかけられ、末永と橋本は協力することに同意する……。
読み始めてすぐに、前にも読んでいたことに気付いた。
が、おもしろいので再読した。
1989年に出版された、倒叙ミステリーの傑作。
主人公が100パーセント悪人なのが凄い。
産業ロボットが重要な役割を果たすので、舞台化が不可能なのが、残念でならない。
映画化すれば、ハリウッドのサスペンスものに負けない映画ができるだろう。
映画界の誰かが気付かないかな。
お薦めです。