脚本 コクリコ坂から [本]
4月29日(水)
宮崎駿+丹羽圭子『脚本 コクリコ坂から』(角川文庫)読了。
2011年に公開された、宮崎吾郎監督のアニメーション映画『コクリコ坂から』の脚本。
この映画の企画と脚本は宮崎駿氏。
この本の最初に、宮崎氏の、企画のための覚書「コクリコ坂から」について「港の見える丘」、という文章が載っている。
その中に、以下の記述がある。
>1980年頃『なかよし』に連載され不発に終わった作品である。(その意味で「耳をすませば」に似ている)。
>結果的に失敗作に終わった最大の理由は、少女マンガが構造的に社会や風景、時間とか空間を築かずに、心象風景の描写に終始するからである。
他人の生み出した原作を借りておいて、その原作を批判する態度が、僕には信じられない。
それなら自分でゼロから作ればいいのに、と思う。
僕は『コクリコ坂から』という映画が好きなので、残念でならなかった。
宮崎駿+丹羽圭子『脚本 コクリコ坂から』(角川文庫)読了。
2011年に公開された、宮崎吾郎監督のアニメーション映画『コクリコ坂から』の脚本。
この映画の企画と脚本は宮崎駿氏。
この本の最初に、宮崎氏の、企画のための覚書「コクリコ坂から」について「港の見える丘」、という文章が載っている。
その中に、以下の記述がある。
>1980年頃『なかよし』に連載され不発に終わった作品である。(その意味で「耳をすませば」に似ている)。
>結果的に失敗作に終わった最大の理由は、少女マンガが構造的に社会や風景、時間とか空間を築かずに、心象風景の描写に終始するからである。
他人の生み出した原作を借りておいて、その原作を批判する態度が、僕には信じられない。
それなら自分でゼロから作ればいいのに、と思う。
僕は『コクリコ坂から』という映画が好きなので、残念でならなかった。