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火口のふたり [本]

11月25日(水)
白石一文『火口のふたり』(河出文庫)読了。

火口のふたり (河出文庫)

火口のふたり (河出文庫)

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/06/08
  • メディア: 文庫


賢治は41歳で、小さな会社の社長だが、経営が悪化して、倒産しかかっている。
従妹の直子の結婚式に出席するため、故郷の福岡に帰ってくる。
賢治は東京の大学に入学し、そのまま東京で就職。
新入社員の頃、直子が東京にやってきた。
二人は恋人になり、互いの肉体を貪った。
久しぶりに再会した直子は、今夜だけと賢治を誘った。
しかし、それで賢治の心に火が点いてしまった……。

白石一文氏の本はこれが17冊目。
またしても、氏の故郷の博多を舞台にした小説。
昨年、荒井晴彦脚本・監督、柄本佑・瀧内公美主演で映画化された(僕は未見)。
セックスシーンが多く、恋愛小説というより、性愛小説。
読みやすかったが、あまり興味が湧かなかった。
残念。

11時より、キャラメルボックス俳優教室卒業公演『アローン・アゲイン』の第一回美術会議。
今回も、美術は稲田美智子さんにお願いしました。
どんな美術になるか、とっても楽しみ。
13時より、「成井豊と梅棒のマリアージュ」の稽古16日目。
梅棒ステージの『CROSSROADS』の2回目。
動き・段取りが決まりました。
梅棒の遠山晶司君が、物凄いセリフ量と運動量で、見ていて気の毒になるくらい。
『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』の筒井俊作といい勝負だと思います。
何とか喉を嗄らさずにやり通してほしいです。
17時より、『やっと君に追いついた』の2回目。
こちらも、動き・段取りが決まりました。
伊藤今人君のアドリブがおもしろくて、何度も笑ってしまいました。
今人君の演技を見ていると、若い頃の古田新太さんを思い出します。
ドライで、柔軟で、キレが抜群。
「成井豊と梅棒のマリアージュ」の今人君、ぜひとも見ておくべきですよ!

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