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ディストピア [映画]

3月27日(土)
コーム・マッカーシー監督『ディストピア』(2016年)GYAOで鑑賞。

ディストピア パンドラの少女 [Blu-ray]

ディストピア パンドラの少女 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: Blu-ray


ある特殊なキノコの胞子によるパンデミックが発生。
感染した人間は知性を失い、他の人間の肉を食べる「ハングリーズ」と化してしまう。
イギリス北部の軍事基地には学校があった。
子供たちは独房に入れられ、教室には車椅子に縛りつけられて、運ばれた。
彼らは、ハングリーズに噛まれた妊婦から生まれた、ハイブリッドの子供たちだった。
キャロライン・コールドウェル博士(グレン・クローズ)は彼らからワクチンを作り出そうとしていた。
メラニー(セニア・ナニュア)は優等生で、ヘレン・ジャスティノー先生(ジェマ・アータートン)が読むギリシャ神話の本が大好き。
ある日、メラニーの作文に感動したヘレンは、思わずメラニーの頭を撫でてしまう。
エディ・パークス軍曹(パディ・コンシダイン)が教室に飛び込んできて、ヘレンを怒鳴りつけた……。

原題は『The Girl with All the Gifts』。
2014年に発表された、マイク・ケアリーの小説『パンドラの少女』を映画化。
マイク・ケアリー本人が脚本を担当。
文庫本で上下二巻の長編を、上手に2時間にまとめている。
予想通り、グレン・クローズの演技はリアルで重厚で、お見事。
同時に、メラニー役のセニア・ナニュアもすばらしく、「人間や猫を食べるのに、知的で可憐な少女」という難役を見事に成立させていた。
ゾンビ映画の一種だが、ちゃんとしたSF映画になっていて、なおかつ質が高い。
お薦めです。


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