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ブラウン・バニー [映画]

9月1日(水)
ヴィンセント・ギャロ監督『ブラウン・バニー』(2003年)GYAOで鑑賞。

The Brown Bunny

The Brown Bunny

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  • メディア: DVD


バド・クレイ(ヴィンセント・ギャロ)は250ccクラスのバイクレーサー。
東海岸でのレースを終え、次のレースが開催されるカリフォルニアへと向かう。
途中、元恋人デイジー(クロエ・セヴィニー)の母親が住む家に立ち寄る。
母親は、デイジーは帰ってこないし、連絡もないと言う。
その家には、デイジーが飼っていたウサギがいた。
次にバドはデイジーと一緒に暮らしていた家を訪れる。
デイジーは留守だったため、ホテルの名前を書いたメモをドアに挟んで、立ち去ったが……。

監督 ・脚本・製作・撮影・編集・音楽・主演ヴィンセント・ギャロというワンマン映画。
前作の『バッファロー’66』(1998年)が評価されたため、『ブラウン・バニー』は第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
ところが、そこで賛否両論の大論争を巻き起こす。
クライマックスで、デイジーがバドのペニスをフェラチオするのだが、そこでペニスがはっきり写り、本当に射精してしまったのだ。
(日本公開版では当然、ボカシが入っています)
評論家のロジャー・イーバートは「史上最悪の映画」と酷評したらしい。
まさに究極のナルシスト映画で、僕も呆れてしまった。
しかし、監督としてのセンスは良いため、退屈はしない。
ただ節度が足りなかったのだ。

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