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ジョン・F・ドノヴァンの死と生 [映画]

9月11日(土)
グザヴィエ・ドラン監督『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(2019年)NETFLIXで鑑賞。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生 [DVD]

ジョン・F・ドノヴァンの死と生 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: DVD


アメリカの人気テレビ俳優、ジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳で亡くなった。
10年後、若手俳優のルパート・ターナー (ベン・シュネッツァー)が本を出す。
ルパートは11歳の頃、ドノヴァンと手紙のやり取りをしていた。
ジャーナリストのオードリー・ニューハウス(タンディ・ニュートン)は、カフェでルパートのインタビューを開始する。
ルパートは11歳の頃、元女優の母サラ(ナタリー・ポートマン)のマネージメントで子役をしていた。
ドノヴァンは辣腕マネージャーのバーバラ・ハガーメイカー(キャシー・ベイツ)の力で、人気ドラマのレギュラーの有力候補になっていた。
ドノヴァンに憧れたルパートは、ファンレターを出す。
すると、ドノヴァン本人から直筆の返事が届いた……。

原題は、『The Death & Life of John F. Donovan』。
イギリス・カナダの合作映画。
グザヴィエ・ドラン監督が8歳の時、『タイタニック』に出演していたレオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという思い出をヒントにした作品。
ドノヴァンが精神的に追い詰められた一因が、ゲイであることをカミングアウトできないことであったようだが、セリフで明示することはなかった。
また、ルパートがラスト、男性の操縦するバイクの後ろに乗って去るところから、やはり彼もゲイであることが暗示される。
つまり、テーマは「ゲイとして生きること」で、前に見た『たかが世界の終わり』と同じだった。
しかし、こちらはルパートもドノヴァンも感情移入しにくく、楽しめなかった。
評論家の評価も低く、ドラン監督の作品の中でも最低の出来と言われている。
他に、ドノヴァンの母親役で、スーザン・サランドンが出演。

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