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飾窓の女 [映画]

11月30日(水)
フリッツ・ラング監督『飾窓の女』(1943年)AmazonPrimeで鑑賞。

飾窓の女 [DVD]

飾窓の女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2008/05/26
  • メディア: DVD


リチャード・ウォンリー(エドワード・G・ロビンソン)は犯罪学の助教授。
妻と2人の子供を休暇の旅行に送り出し、クラブに食事に出掛けて、検事のフランク・レイラー(レイモンド・マッセイ)、医師のマイケル・バークステイン(エドモンド・ブレオン)と一緒になり、深酒してしまう。
その帰途、ウォンリーはクラブの隣の店頭の飾り窓に陳列されている印象的な美女の油絵の肖像画の前に心を奪われる。
見とれていると、彼の目の前に、絵のモデルのアリス・リード(ジョーン・ベネット)が突然現れて一緒に飲みに行こうと誘ってきた。
2人はリードの住むアパートに行くが、そこへ彼女に恋心を抱くフランク・ハワード(クロード・マザード)が現れ、ウォンリーに殴りかかる。
ウォンリーはリードからハサミを渡され、ハワードを刺してしまう‥‥。

原題は『The Woman in the Window』。
主演のエドワード・G・ロビンソン、ヒロインのジョーン・ベネット、悪役のダン・デュリエは、翌1945年の『スカーレット・ストリート』でも共演している。
1946年にフランスの映画雑誌で『マルタの鷹』『深夜の告白』『ローラ殺人事件』などと共に「フィルム・ノワール」として紹介された。
これが、「フィルム・ノワール」という言葉の使用の始まりらしい。
非常によくできた犯罪サスペンスだが、ラストがまさかの夢オチ。
それで少々ガッカリしたが、映画としての質の高さは間違いない。
エドワード・G・ロビンソンの演技もすばらしい。
お薦めです。

フリッツ・ラング コレクション スカーレット・ストリート [DVD]

フリッツ・ラング コレクション スカーレット・ストリート [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2007/11/22
  • メディア: DVD



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