夜は千の眼を持つ：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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夜は千の眼を持つ　[映画] [編集]

１１月３０日（水）
ジョン・ハーロウ監督『夜は千の眼を持つ』（１９４８年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: ジュネス企画
発売日: 2015/09/25
メディア: DVD

２０年ほど前、奇術師ジョン・トライトン（エドワード・G・ロビンソン）は、ジェニー（ヴァージニア・ブルース）、ホイットニー・コートランド（ジェローム・コーワン）と寄席に出演していた。
トライトンはインチキ透視術を演じているうち本当に未来を予知するようになっていた。
コートランドはその力を利用して、競馬や株相場で儲け、石油業にも手を出していた。
トライトンはジェニーと婚約中だったが、ある日、彼女がお産で死ぬことを予知し、黙って身を隠した。
ジェニーはコートランドと結婚したが、娘ジーンを生むと同時に死んだ。
その後、トライトンは流浪生活を送ったが、今はロサンジェルスで石油成金となっているコートランドの邸宅の近くに下宿。
ジェニーの面影を宿す美しいジーン（ゲイル・ラッセル）を遠くから眺めていた。
ところがある夜、コートランドが飛行機事故で墜死する幻影を見た‥‥。

原題は『Night Has a Thousand Eyes』。
コーネル・ウールリッチが、ジョージ・ホープリーという名で出版した同名小説の映画化。
モノクロ、８１分。
予知能力を題材にしたサスペンス映画で、なかなかの出来だった。
エドワード・G・ロビンソンの存在感とリアルさと風格が圧倒的で、これこそが名優だと思った。
お薦めです。

キャラメルボックス２０２２クリスマスツアー『クロノス』の稽古１２日目。
８・９・１０・１１場の動き付けをやった後、８～１１場を通しました。
この芝居にはダレ場がない。
どこを切ってもおもしろい。
そして圧倒的な勢いがある。
『サンタクロースが歌ってくれた』や『また逢おうと竜馬は言った』にとても近い。
すなわち、まさにキャラメルボックスらしい芝居だと思います。
ご期待ください。