オムライス日和/BAR追分 [本]
12月20日(火)
伊吹有喜『オムライス日和/BAR追分』(角川春樹事務所)読了。
新宿三丁目の交差点近くの「ねこみち横丁」の突き当たりにあるのが、BAR追分。
夜はBAR(バー)で酒を出し、昼はBAR(バール)でソフトドリンクと食事を出す。
宇藤輝良(うどうてるよし)はねこみち横丁振興会専従職員で、毎日14時から17時まで、BAR追分に行って、様々な仕事をこなしている。
が、本来はシナリオライター志望なので、隙間を縫って、構想を練っている。
ある日、ねこみち横丁で、大学の法学部のゼミで一緒だった伊藤沙里と再会する。
沙里は有名電機メーカーの法務部に勤めていた。
身分の違いに強い劣等感を抱きながら、宇藤は沙里をBAR追分に誘う‥‥。
「BAR追分」シリーズの第2作で、4つの短編を収録。
上記は表題作の『オムライス日和』。
4つの中では、この『オムライス日和』が一番出来が良く、楽しめた。
他の3つのうちの2つは、ほとんど筋らしい筋がなく、登場人物の設定を説明するだけの小説だった。
後は、BAR追分の佐々木桃子が料理を作り、宇藤輝良が食べるだけ。
つまり、伊吹氏はストーリーよりも、登場人物の設定と、桃子が作る料理、この二つにだけ力を入れて、書いているのだ。
僕はストーリー至上主義なので、少々物足りないが、主人公が同業者ということもあり、結構楽しめる。
第3作も読もう。
伊吹有喜『オムライス日和/BAR追分』(角川春樹事務所)読了。
新宿三丁目の交差点近くの「ねこみち横丁」の突き当たりにあるのが、BAR追分。
夜はBAR(バー)で酒を出し、昼はBAR(バール)でソフトドリンクと食事を出す。
宇藤輝良(うどうてるよし)はねこみち横丁振興会専従職員で、毎日14時から17時まで、BAR追分に行って、様々な仕事をこなしている。
が、本来はシナリオライター志望なので、隙間を縫って、構想を練っている。
ある日、ねこみち横丁で、大学の法学部のゼミで一緒だった伊藤沙里と再会する。
沙里は有名電機メーカーの法務部に勤めていた。
身分の違いに強い劣等感を抱きながら、宇藤は沙里をBAR追分に誘う‥‥。
「BAR追分」シリーズの第2作で、4つの短編を収録。
上記は表題作の『オムライス日和』。
4つの中では、この『オムライス日和』が一番出来が良く、楽しめた。
他の3つのうちの2つは、ほとんど筋らしい筋がなく、登場人物の設定を説明するだけの小説だった。
後は、BAR追分の佐々木桃子が料理を作り、宇藤輝良が食べるだけ。
つまり、伊吹氏はストーリーよりも、登場人物の設定と、桃子が作る料理、この二つにだけ力を入れて、書いているのだ。
僕はストーリー至上主義なので、少々物足りないが、主人公が同業者ということもあり、結構楽しめる。
第3作も読もう。