愛人ジュリエット [映画]
3月31日(日)
マルセル・カルネ監督『愛人ジュリエット』(1951年)AmazonPrimeで鑑賞。
青年ミシェル(ジェラール・フィリップ)は牢獄の中で恋人ジュリエットを想い、夢の中で彼女に会いに旅立つ。
到着したのは「忘却の国」で、住民たちは誰も思い出を持たず、逆にミシェルから昔の出来事を聞こうとする。
彼が恋人を探しているのを知った貴族ベランジェ(ジャン=ロジェ・コーシモン)は、村で美しい娘(シュザンヌ・クルーティエ)を見つけ、自分のシャトーに連れ帰る。
ミシェルは村の探偵から迫害され、シャトーに逃げ込み、ジュリエットらしき娘の話を聞くが、彼女は逃げた後だった。
ミシェルは森の中で娘に巡り合い、愛を告白する。
彼は牢獄に入る前、ジュリエットと海岸へ行くために店の金を盗み、牢に入れられたのだった‥‥。
原題は『Juliette ou la Clef des Songes』。
『ジュリエット あるいは夢の鍵』というタイトルが使用されたこともある。
監督マルセル・カルネの戯曲を彼自身が映画化。
音楽担当のジョゼフ・コズマは本作で1951年度カンヌ映画祭音楽賞を獲得した。
舞台は夢の中の「忘却の国」。
しかし、異世界ファンタジーというより、不条理劇というべきだろう。
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』が1952年で、当時は不条理がブームだったのかもしれない。
が、今見ると陳腐なお伽噺で、全く感心しない。
マルセル・カルネ監督『愛人ジュリエット』(1951年)AmazonPrimeで鑑賞。
青年ミシェル(ジェラール・フィリップ)は牢獄の中で恋人ジュリエットを想い、夢の中で彼女に会いに旅立つ。
到着したのは「忘却の国」で、住民たちは誰も思い出を持たず、逆にミシェルから昔の出来事を聞こうとする。
彼が恋人を探しているのを知った貴族ベランジェ(ジャン=ロジェ・コーシモン)は、村で美しい娘(シュザンヌ・クルーティエ)を見つけ、自分のシャトーに連れ帰る。
ミシェルは村の探偵から迫害され、シャトーに逃げ込み、ジュリエットらしき娘の話を聞くが、彼女は逃げた後だった。
ミシェルは森の中で娘に巡り合い、愛を告白する。
彼は牢獄に入る前、ジュリエットと海岸へ行くために店の金を盗み、牢に入れられたのだった‥‥。
原題は『Juliette ou la Clef des Songes』。
『ジュリエット あるいは夢の鍵』というタイトルが使用されたこともある。
監督マルセル・カルネの戯曲を彼自身が映画化。
音楽担当のジョゼフ・コズマは本作で1951年度カンヌ映画祭音楽賞を獲得した。
舞台は夢の中の「忘却の国」。
しかし、異世界ファンタジーというより、不条理劇というべきだろう。
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』が1952年で、当時は不条理がブームだったのかもしれない。
が、今見ると陳腐なお伽噺で、全く感心しない。