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もっと知りたい竹内栖鳳 [本]

5月26日(金)
平野重光+中村麗子+吉中充代『もっと知りたい竹内栖鳳』(東京美術)読了。

もっと知りたい 竹内栖鳳 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい 竹内栖鳳 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 吉中 充代
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2013/08/29
  • メディア: 単行本


明治時代の京都を代表する日本画家・竹内栖鳳(せいほう)の生涯と作品を解説する。

竹内栖鳳は、1864年(元治元年)、京都の二条城の近くで料理屋を営む竹内政七の長男として生まれた。
本名は恒吉(つねきち)。
17歳、四条派の幸野楳嶺(こうのばいれい)の画塾に入門し、画号「棲鳳(せいほう)」をもらう。
20歳、京都府画学校に入学。
23歳、父より家を与えられ、画家として開業。
1895年(明治28年)、31歳、京都市美術工芸学校の教諭に就く。上村松園が弟子入り。
37歳、画号を「栖鳳」に改める。
43歳、第一回文展の審査員に就く。
49歳、帝室技芸員に就く。
1929年(昭和4年)、肺炎により死去。享年65歳。
栖鳳は写生に重きを置き、日本画の近代化を押し進めた。
表紙の『班猫(はんびょう)』の精妙さには溜め息が出る。
『絵になる最初』『アレ夕立に』の清らかなエロチシズムも凄い。
この本を読むまで全く知らない人だったが、また一人、偉大な画家に出会うことができた。

『素敵なセリフのしゃべり方』第20回
舞台俳優は腹式呼吸ができなければなりません。
腹式呼吸は腹、すなわち腹筋を使って行う呼吸で、胸式呼吸よりも様々な点で優れています。
〇腹式は胸式より、たくさん息の出し入れができる。
〇息の出し入れの管理がしやすい。
〇喉が嗄れにくい。
〇胸式だと上半身だけを使った発声になりやすいが、腹式だと全身を使った発声になる。
若い俳優は、大きな声を出そうとすると、首・肩・胸に力が入りやすい。
その結果、喉が締まり、喉声になってしまう。
大切なのは、腹筋以外の力を極力抜くこと。
つまり、リラックスです。
大きな声を出したかったら、けっして力んではいけないのです。
必要な部分だけに力を入れ、それ以外はリラックスを保つ。
ダンスも殺陣も、基本はみんなこれです。

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