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グリーンマイル [映画]

5月28日(日)
フランク・ダラボン監督『グリーンマイル』(1999年)CSで鑑賞。

グリーンマイル [DVD]

グリーンマイル [DVD]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD


1935年、ジョージア州コールド・マウンテン刑務所。
看守主任のポール(トム・ハンクス)は、死刑囚舎房Eブロックの担当者だった。
副主任のブルータル(デイヴィッド・モース)は実直な人柄だったが、新任のパーシー(ダグ・ハッチソン)は州知事の甥であることを鼻にかけて、傍若無人に振る舞っていた。
ある日、黒人の大男、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)がやってくる。
彼は、幼女姉妹を虐殺した罪で、死刑を宣告されていた。
が、尿道炎で苦しんでいたポールの腹に手を当て、一瞬で治してしまった……。

スティーブン・キングの小説を映画化。
原作が抜群におもしろいので、この映画も前から見たかったのだが、188分という長さに今までためらっていた。
が、見て正解。
原作に忠実に作られていて、とても楽しむことができた。
が、今ならもっとテンポよく撮れるではないか、とも思った。

『素敵なセリフのしゃべり方』第22回
よく響く声を出そうとして、口の奥に力を入れる俳優がいます。
そうすると確かに響くのですが、「あー」と声を出すと、「あ」に濁点がついたような、金属的な響きになります。
この声は、遠くには届きません。
音色が一定になるので、多彩な感情が表現できませんし、自然な発声ではないので、作り物っぽく聞こえます。
かつては、八百屋のおじいさんがよくこういう声を出していました。
「いらっしゃいいらっしゃい、安いよ安いよ」と繰り返す声が、店先によく響いた。
おじいさんは、野菜を売るという行為のみを行っているので、別に一本調子でも構わない。
しかし、俳優はそうは行きません。
口の奥は力を抜いて、大きく開き、喉から出てきた声をそのまま通す。
人間はアクビをする時、口の奥を大きく開きますが、その感じをイメージするといい。
口の奥に力を入れなくても、声はちゃんと響きます。

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