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もっと知りたい上村松園 [本]

5月28日(日)
加藤類子『もっと知りたい上村松園』(東京美術)読了。

もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 加藤 類子
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: 単行本


明治後期から昭和前期にかけて活躍した日本画家・上村松園の生涯と作品を紹介する。

上村松園は1875年(明治8年)、京都生まれで、本名は津禰(つね)。
12歳で京都府画学校に入学、丸山派の流れを汲む鈴木松年に師事。
18歳、人物画を学ぶため、四条派の幸野楳嶺の塾に移る。
20歳、楳嶺が亡くなったため、兄弟子の竹内栖鳳に師事。
25歳、第9回絵画共進会議に『花ざかり』を出品し、銀牌を受賞。
その後、数々の賞を獲り、69歳、帝室技芸員に就く。
1949年(昭和24年)、74歳で死去。
明治以降最大の美人画家(美人の画家ではなく、美人を描く画家)。
僕は鈴木春信から始まる美人画の流れには全く興味がないのだが(だって、美人に見えないもん)、さすがに松園の中には凄いと思うものがある。
『序の舞』とか、『夕暮』とか。
美人画の近代化を成し遂げた、偉大な画家だと思う。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校へ行き、ワークショップを行ってきました。
対象者は、高校生。
つまり、東京FCが主催する、高校生向けのワークショップだったのです。
助手は、大滝真実。
わずか90分だったので、大急ぎでやりました。
メニューは、シアターゲーム、発声練習、二人組朗読。
シアターゲームは、カウントジャンプとジップ・ザップ・ボーイング。
発声練習は、腹式呼吸と音パス。
二人組朗読は、宮沢賢治『注文の多い料理店』。
参加者はみんな3年生で、演劇部で、そのせいか、なかなかレベルが高かった。
終わった後、高校生と話をしてみたら、みんな、演劇部で僕の脚本をやっていました。
キャラメルボックスの公演も見ているとのこと。
みんな、僕がやってほしい演技が、わかったのかもしれません。
高校生向けワークショップは、6月25日(日)にも開催されます。
高校生の皆さん、参加をお待ちしています。

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