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メゾードへの道 [本]

6月15日(木)
リー・ストラスバーグ『メソードへの道』(劇書房)読了。

メソードへの道

メソードへの道

  • 作者: リー・ストラスバーグ
  • 出版社/メーカー: 構想社
  • 発売日: 1989/06
  • メディア: 単行本


アメリカを代表する演技教師リー・ストラスバーグが開発した演技訓練法「メソード」の解説。

リー・ストラスバーグは、ユダヤ系のアメリカ人。
アメリカン・ラボラトリー・シアターで演技を学び、舞台俳優として活躍。
1930年、ニューヨークでグループ・シアターを設立。
1949年、ニューヨークのアクターズ・スタジオの芸術監督に就任。
ロシアの演出家コンスタンチン・スタニスラフスキーと、その弟子ユージン・ワフタンゴフの方法を統合し発展させた「メソード」を開発。
門下生が次々と有名になり、全米一の演技教師と呼ばれる。
その門下生とは、マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーンなどなど。
俳優としては、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザーPARTII』に、「ハイマン・ロス」役で出演している。
「メソード」とは要するに、リアリズム演技の訓練法。
僕も大学時代、エドワード・D・イースティが書いた「メソード演技」を読んで、大きな影響を受けた。
この本を読んで、リー・ストラスバーグがベルトルト・ブレヒトと交流があったことを知った。
スタニスラフスキーとブレヒトは正反対の考え方だと思っていたが、そうでもないらしい。
この部分が特にためになった。
お薦めです。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古13日目。
ダンスの振付の2回目。
川崎悦子先生がバリバリ振付をして、6/7のところまで完成しました。
今回の振付は本当に新しい!
次々と付いていく振りを見ながら、「何じゃこりゃ?」と思っていました。
ジャンルで言えば、コンテンポラリーということになるのでしょうか?
完成が待ち遠しいです。
終了後は、5・6場の動き付け。
帰宅後、妻とワインで乾杯しました。
今日は26回目の結婚記念日。
今もこうして毎日、好きな芝居がやっていられるのは、みんな妻の支えのおかげです。
感謝しても、したりないです。
ありがとう。

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