SSブログ

バーニング・ワイヤー(下) [本]

6月17日(土)
ジェフリー・ディーヴァー『バーニング・ワイヤー(下)』(文春文庫)読了。

バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)

バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫


変電所で爆発事故を起こした犯人は、アルゴンクイン・コンソリデーテッド社に対し、ニューヨーク全域の電圧を30分間低減せよと要求してくる。
CEOのアンディ・ジェッセンはそれを拒否する。
リンカーン・ライムは、変電所に残された微細物件を分析。
火山灰と、ギリシャ料理のタマラサラータが検出される。
はたして第二の現場はどこか?
予告の時間は刻々と迫る……。

さすがはジェフリー・ディーヴァー、シリーズ9作目もしっかり驚かせ、楽しませてくれた。
クライマックスはツイスト(どんでん返し)の連続で、凄い盛り上がり。
ライムと犯人の対決もすばらしい。
さらに、エピローグにまでツイストが仕掛けられていた!
シリーズ最高傑作、とまでは行かないが、きわめて質の高いミステリであることは間違いない。
お薦めです。

今日は13時から、有楽町の出光美術館へ行き、『水墨の風』展を見てきました。
水墨画の展覧会は初めて。
舞台監督の村岡晋さんのお薦めです。
会場に入って、中の暗さにビックリ。
後で村岡さんに聞いたところ、水墨画の展覧会は、作品を光から守るため、必ず暗いそうです。
メインは、雪舟と長谷川等伯の水墨画。
他にも、谷文晁や池大雅の水墨画がありました。
予想通り、長谷川等伯の屏風がすばらしかった。
雪舟も、一目で雪舟の絵がとわかるところが凄いと思いました。
『水墨の風』展は7月17日までです。
17時から、キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古15日目。
9場・10場の動きをつけた後、7~10場の粗通しをしました。
今回の動きつけは本当にスムーズ。
今日もある場面では、役者3人が話し合って、動きを考えてくれました。
僕はそれを見て、ジャッジすればいいので、本当に楽。
いつもこうだといいなあと思いました。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2