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少女 [映画]

6月18日(日)
三島有紀子監督『少女』(2016年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

少女 DVD通常版

少女 DVD通常版

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


高校生の由紀(本田翼)と敦子(山本美月)は親友同士。
敦子は剣道部で活躍していたが、怪我のために退部。
今は同級生から深刻なイジメに遭っている。
由紀は小説家志望で、授業中まで小説を書いている。
二人は、転校生の詩織(佐藤玲)が「親友の死体を見たことがある」と言うのを聞いて、死の瞬間を目撃することに興味を持つ……。

湊かなえ氏の小説の映画化。
三島有紀子監督の映画は『しあわせのパン』に続いて2作目だが、前作と同じく現実感が薄く、最後まで乗れなかった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第35回
自分のセリフに対して自由になる方法。
私は30歳まで俳優をやっていたのですが、その頃は毎晩、お風呂の浴槽に浸かった時、自分のセリフを最初から最後まで、キャラクターを変えてしゃべっていました。
その役が図書館の館長だったとしても、今日は幼稚園の先生、今日は暴力団の組員、今日は江戸時代のお殿様、というふうに。
職業が変われば、口調も変わります。
それによって、「このセリフはこんなふうな言い方もできるんだ」という発見が生じます。
意図的な誤読によって、可能性を広げるのです。
一般的には、すべてのセリフを早口で棒読みで一気に言う、という方法を取る俳優が多いようです。
これも、言い回しの固定化を防ぐのに、役に立つと思います。
野球の内野守備を思い出してください。
打球をキャッチして、ファーストにボールを送球する。
打球が毎回毎回同じコースに飛んでくるということはありえない。
その都度、足の運び、腰の高さ、手の伸ばし方など、キャッチの仕方を変えなければならない。
そうすると、送球の仕方も変わる。
キャッチと送球に、たった一つの、理想のやり方はない。
が、一つ一つの打球に対する、最適なやり方はある。
内野手はノック練習で、どんな打球が来ても、最適な対応ができるように訓練します。
俳優もそうあるべきです。

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