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AX [本]

8月14日(月)
伊坂幸太郎『AX』(角川書店)読了。

AX アックス

AX アックス

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本


「兜」は40代の殺し屋。
普段は文房具の会社で営業をしていて、妻、高校生の息子と3人暮らし。
「兜」は極端な恐妻家で、いつも妻の顔色を伺いながら、生活している。
長年人を殺めてきて、もう引退したいと思っているが、仲介業者の医師には、先行投資を回収するために、もっと仕事をしてからと言われている。
進路相談のため、息子の高校に行くことになっていた日、新たな殺しの依頼が入った。
「兜」は妻に、進路相談には行けなくなった、とは言えない……。

キャラメルボックス・プロデューサーの仲村和生から借りました。
伊坂幸太郎氏の本はこれが34冊目。
『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く、殺し屋シリーズの第三弾。
前2作に登場した「蝉」「檸檬」「蜜柑」「スズメバチ」などの殺し屋たちの名前も出てくる。
『マリアビートル』の、日本一運の悪い殺し屋もおもしろかったが、この本の、日本一の恐妻家の殺し屋というのも実におもしろい。
ラストには感動まであった。
父と息子の話なので、父でもあり息子でもある僕にはたまらなかった。
強くお薦めします。

今日は『15 Minutes Made』の止め通し稽古。
6劇団が集まり、1本ずつ上演し、お互いの芝居を見せ合いました。
集まった出演者は、全部で40人以上。
その前でいきなり演じるのですから、出演者はさぞかし緊張したことと思います。
キャラメルボックスの『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』は、最初ミスが連発しましたが、中盤からは落ち着き、ラストはしっかり盛り上がりました。
上演時間は15分21秒で、何とか16分を切ることができました。
と言っても、まだ21秒オーバーなのですが。
6劇団のカラーが大きく異なるため,とても楽しむことができました。
僕が一番笑ったのは「梅棒」でした。
稽古終了後は、その場で親睦会。
「柿喰う客」の中屋敷法仁君、七味まゆ味さん、Mrs.fictionsの今村圭佑君、岡野康弘君など、たくさんの人と話すことができました。
とても楽しい1日でした。

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