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東京會舘とわたし(上) [本]

9月15日(金)
辻村深月『東京會舘とわたし(上)』(毎日新聞出版)読了。



平成27年1月31日。
作家の小椋真護(おぐらまもる)は、東京・丸の内の東京會舘を訪ね、社長の藤原幸弘に、東京會舘を題材にした小説を書かせてほしいと訴える。
大正11年、庶民のための宴会場として、東京會舘は営業を開始した。
翌12年、隣の帝国劇場で、ヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーがコンサートを行った。
石川県に住む作家志望の寺井承平は、そのコンサートのために上京。
チケットを取ってくれた編集者の金藤とともに、席につく。
終演後、小椋はコーヒーを飲もうと、東京會舘に入った……。

辻村深月さんの本はこれが27冊目。
東京會舘の歴史を描いた小説。
上巻は5章に分かれ、5つの時代が描かれる。
主人公は章ごとに違い、ほとんどが従業員。
彼らは皆、東京會舘で働けることを誇りに思い、骨を惜しまず働く。
僕も東京會舘には2回ほど行ったことがあるので、親近感が湧いた。
下巻も楽しみ。

キャラメルボックス2017グリーティングシアター『光の帝国』の稽古10日目。
7・8・9場の半立ち稽古をやりました。
動きを検討しながらやっているので、場面によっては、大体固まったところもあります。
着々と形になっています。
キャラメルボックス2017ウィンターツアー『ティアーズライン』の構想がようやく完成しました。
『光の帝国』の稽古と並行してやってきたので、予想以上に時間がかかりました。
で、いよいよ執筆に取りかかるわけですが、こっちも時間がかかりそう。
暇を見つけて、ちょっとずつ書いて行こうと思います。
yataPro『エール!』は今日が本番7日。
しつこいと思われても構わない!
初日に見に行った時、近江谷太朗くん・木村玲衣・西牟田恵さん・一色洋平くんに「僕はツイッターをやってないので、ブログを毎日書きます」と言ってしまったので、今日も書きます!
藤井びんさんを初めて見たのは、1981年2月の転位21『漂流家族』。
この当時は小劇場第三世代がブームで、野田秀樹さんの夢の遊眠社、渡辺えりさんの3〇〇、秘法零番館、ブリキの自発団、空間演技などが活躍していました。
転位21もその一つで、『漂流家族』はその旗揚げ公演、藤井さんはその主役でした。
その頃から存在感があって、目を引く役者でした。
今回も、ダメなお父さんを自然に、飄々と、愛嬌たっぷりに演じていて、さすがだなと思いました。
さあさあ、「明日の開演時間を教えちゃうよ豊」の登場だ!(今日は名前は違うぞ!)
明日、9月16日(土)開演時間は、1300!
1700からは、「お祭りSpecialチャリティーイベント」だ!
名優・藤井びんを見逃すな!
ゴー!ゴー!ゴ・ゴッゴー!

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