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痩せゆく男 [本]

4月22日(日)
リチャード・バックマン『痩せゆく男』(文春文庫)読了。

痩せゆく男 (文春文庫)

痩せゆく男 (文春文庫)

  • 作者: リチャード・バックマン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: 文庫


アメリカ。
ビリー・ハリックは弁護士で、妻のハイディ、娘のリンダと3人暮らし。
38歳で、112キロの巨漢。
ある日、車を運転中に、道路脇に停めてある車の間から飛び出してきたジプシーの老婆を轢き殺してしまう。
警察署長と判事が友人だったため、ビリーは無罪で釈放された。
が、裁判の後、ジプシーの老人が近付いてきて、「痩せてゆく」と囁いて、ビリーに顔に触れた。
翌日から、ビリーの体重はみるみる減り始めた!

リチャード・バックマンはスティーヴン・キングの別名。
出版社と交わした年1冊の契約を守るため、別の名前で出版したらしい。
1984年の出版で、キングにとってはごく初期の作品。
『ミザリー』に続いて、おもしろくておもしろくて、すいすい読めたが、ラストのオチはちょっと残念。
強引すぎるし、先読みできた。
ビリーは最終的に、50キロまで体重が落ちてしまう。
痩せすぎたせいで、不整脈まで起きてしまう。
恐怖にもいろいろあるが、「痩せる恐怖」なんて、よく思いついたものだ。
さすがはキング!

今日も自宅で執筆。
夏の新作、9場の途中まで書きました。
昼過ぎ、2週間ぶりに図書館へ行き、本を8冊借りてきました。
その移動のおかげで、今日の万歩計の記録は5021歩、3,4キロ。
稽古に行く日よりは少ないけど、まあヨシとしましょう。

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