SSブログ

暗い越流 [本]

4月20日(土)
若竹七海『暗い越流』(光文社文庫)読了。

暗い越流 (光文社文庫)

暗い越流 (光文社文庫)

  • 作者: 若竹 七海
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2016/10/12
  • メディア: 文庫


葉村晶(あきら)は38歳の女性で、フリーの私立探偵。
今回の依頼は本宮波留という名の中年女性で、祖父の家にある母の遺骨を取ってきてほしいというものだった。
祖父は左修二郎という名の心霊研究家で、やはり7年前に亡くなったと言う。
祖父の家は群馬県の伊香保温泉の近くにあった。
晶が廃屋の中に入っていくと、蠅男が襲いかかった!

ミステリー短編5作を収録した短編集で、上記は一つ目の『蠅男』。
表題作の『暗い越流』は第66回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。
『蠅男』と5つ目の『道楽者の金庫』は、お馴染みの女性私立探偵・葉村晶が主人公。
『道楽者の金庫』では、晶が「MURDER BEAR BOOKSHOP」で働き始めた経緯が詳しく書かれていて、とてもタメになった。
なかなかレベルの高い短編集。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』の稽古4日目。
5・6・7場の立ち稽古をしました。
7場には「駅長」が登場するので、「駅長」役の真柴あずき、菅野良一、筒井俊作が稽古に参加。
稽古場が一気に賑やかになりました。
7場の「駅長」にはセリフが3つしかないのに、物凄い存在感。
稽古場は爆笑の渦でした。
石原善暢の「アヅチ」もおもしろくて、ダメ出しで絶賛してしまいました。
7場は前半のクライマックスになりそうです。
乞ご期待!

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0