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マスカレード・ナイト [本]

6月19日(水)
東野圭吾『マスカレード・ナイト』(集英社)読了。

マスカレード・ナイト

マスカレード・ナイト

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本


新田浩介は警視庁捜査一課の刑事。
練馬区で独り暮らしの若い女性が殺された。
死因は感電で、クローゼットにはロリータ・ファッションの服がたくさんあった。
その後、「密告者」と名乗る人物から捜査本部にメールが届いた。
そこには、12月31日、ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティーに犯人が現れる、と書かれていした。
新田は再び、ホテルマンとして潜入捜査することになる。
前の事件でコンビを組んだ山岸尚美は、フロントクラークからコンセルジュに昇進していた……。

東野圭吾氏の本はこれが72冊目。
『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』に続く、シリーズ第三作。
クライマックスは3作目にしてついに、「マスカレード」。
大晦日にホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウン・パーティーが、「仮面舞踏会」なのだ。
前半で提示された状況があまりにも奇想天外で、これでどうやってオチをつけるのだろうと心配になったが、さすがは東野氏、ラストで真相が明らかになると、ちゃんと「なるほど」と思えた。
終わり方と言い、本物の「マスカレード」が描かれたことと言い、シリーズの終了を予感させる。
でも、このシリーズ、もっと読みたい!

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