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アーサー・ラッカム [本]

6月26日(水)
大瀧啓裕『アーサー・ラッカム』(株式会社トレヴィル)読了。

【バーゲンブック】 アーサー・ラッカム 改訂版

【バーゲンブック】 アーサー・ラッカム 改訂版

  • 作者: 大瀧 啓裕
  • 出版社/メーカー: トレヴィル
  • 発売日: 2005/11/01
  • メディア: 大型本


翻訳家の大瀧啓裕が、20世紀初頭に活躍したイギリスの挿絵画家アーサー・ラッカムの作品と生涯を解説する。

アーサー・ラッカムは1867年、ロンドン生まれ。
中流家庭の三男で、18歳からウェストミンスター火災保険会社に勤める傍ら、夜学の美術学校に通った。
1892年、『ウェストミンスター・ヴァジェット』誌でイラストレーターとして活動を開始。
1893年、初めて本の挿絵を手がけ、以後、挿絵画家として活躍。
1906年、ミラノの国際美術展で金賞を受賞。
1911年、バルセロナの国際美術展で金賞を受賞。
1939年、ガンにより死去、享年72歳。
代表作は『グリム童話集』『ガリバー旅行記』『リップ・ヴァン・ウィンクル』『ピーターパン・イン・ケンジントン・ガーデンズ』『不思議の国のアリス』『真夏の夜の夢』『ウンディーネ』など。
19世紀の終わりから20世紀の始めにかけて、イギリスではギフト・ブックがブームとなり、何人もの挿絵画家が活躍した。
特に人気があったのが、オーブリー・ピアズリーとアーサー・ラッカム。
僕は冷酷なピアズリーより、温かみと滑稽味のあるラッカムが大好き。
彼が描く妖精は本当に美しい。

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