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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい! [映画]

10月26日(火)
アレクシス・ミシャリク監督『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』(2018年)WOWOWで鑑賞。

1985年、パリ。
若手の劇作家で詩人のエドモン・ロスタン(トマ・ソリヴェレ)は、大女優サラ・ベルナール(クレマンティーヌ・セラリエ)に気に入られ、新作を書き下ろすが、酷評され、劇場の支配人から1週間での打ち切りを宣告される。
2年後、サラ・ベルナールは、なかなか芽の出ないエドモンに名優コンスタン・コクラン(オリヴィエ・グルメ)を紹介。
新作を依頼され、カフェの店主オノレ(ジャン=ミシェル・マルシァル)に相談する。
オノレの書斎で、実在の剣術家で作家のシラノ・ド・ベルジュラックの本を発見し、彼を主人公にしようと思いつく。
親友の二枚目俳優レオ・ヴォルニー(トム・レーブ)が衣装係の若い女性ジャンヌ・ダルシー(リュシー・ブジュナー)に恋をする。
エドモンはレオになりすまして、ジャンヌと文通を始める。
そして、それを芝居にしようと考える……。

原題は『Edmond』。
アレクシス・ミシャリクによる2016年初演の舞台劇『エドモン』を、ミシャリク自らが監督・脚本を務めて映画化。
1897年のパリを舞台に、劇作家エドモン・ロスタンによる戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の誕生秘話を描いた群像喜劇。
明らかに、ジョン・マッデン監督『恋におちたシェイクスピア』(1998年)のパクリだが、映画としての出来はなかなか。
僕は『シラノ・ド・ベルジュラック』を演出したことがあるので、思い入れもあり、余計に楽しめたのだと思う。
ジョルジュ・フェドー(アレクシス・ミシャリク)が厭味なライバル役で出ていたのが楽しかった。
アントン・チェーホフ(ミシャ・レスコー)が1シーンだけ登場したのも気が利いていた。
お薦めです。

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