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秘密と噓 [映画]

6月2日(木)
マイク・リー監督『秘密と噓』(1996年)WOWOWで鑑賞。

秘密と嘘 ニューマスター版 [DVD]

秘密と嘘 ニューマスター版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: DVD


イギリス。
シンシア・ローズ・パーリー(ブレンダ・ブレッシン)は幼い頃に母親を亡くし、10代から稼ぎに出て、父親や弟の世話をしてきた。
が、その口やかましい性格から、未婚のまま中年になった。
娘のロクサーヌ(クレア・ラッシュブルック)はシンシアに反発して、家にいつかない。
ある日、ホーテンス・カンバーバッチ(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)という女性から電話がかかってくる。
彼女は、シンシアが16歳の時に産み、顔も見ずに養子に出した娘だった。
駅で待ち合わせしたところ、現れたのは黒人女性。
それが、娘ホーテンスだった‥‥。

原題は、『Secrets & Lies』。
第49回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと女優賞を受賞し、第69回アカデミー賞でも作品賞をはじめ5部門でノミネートされた。
マイク・リー監督は舞台出身で、脚本を一切使用せず、現場で役者と共に即興的に作り上げられていったらしい。
圧倒的なリアリティーで、白人貧困層の実態を描いた。
シンシア役のブレンダ・ブレッシン、演技はすばらしいが、シンシアが本当にダメな女で、見続けるのが辛かった。
傑作だが、辛い映画。
他に、ティモシー・スポール、フィリス・ローガンらが出演。
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