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ペッパーズ・ゴースト [本]

7月21日(木)
伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』(朝日新聞出版)読了。

ペッパーズ・ゴースト

ペッパーズ・ゴースト

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2021/10/01
  • メディア: Kindle版


壇千郷(だんちさと)は、中学校の国語教師(男性)。
壇には、他人の唾液が飛沫感染することで、感染元の人間の翌日の様子を見る能力があった。
壇はそれを「先行上映」と呼んできた。
ある日、教え子の女子から、小説の原稿を読んでほしいと頼まれる。
主人公は、「猫ゴロシ」事件にかかわっていた人物をこらしめる、ネコジゴハンターの二人組。
名前は、ロシアンブルと、アメショー。
2人は標的の人物を襲い、猫がされたのと同じことをしていた‥‥。

まさに伊坂幸太郎ワールド。
雰囲気は、『マリアビートル』『グラスホッパー』『AX』などの殺し屋シリーズに近い。
一言で言えば、犯罪コメディ。
ロシアンブルとアメショーは、『マリアビートル』の「檸檬」と「蜜柑」を思い出させる。
会話のセンスが本当にいい。
しかし、話自体は、メインの事件の犯人グループの動機に無理があり、あまり楽しめなかった。
残念。



今日は10時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
第一回セリフ発表会でした。
『アローン・アゲイン』の3場の「光男」と「葉子」の会話、5月頭から練習してきましたが、生徒全員、今日の演技が一番良かった。
2カ月半で、大きく成長してくれました。
来週は、卒業公演の予習。
8月1日の稽古開始に先立って、俳優教室の生徒たちだけで、予習をするのです。
9月の卒業公演へ向けて、いよいよスタートです。
頑張ります!
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