SSブログ

ミステリー・オーバードーズ [本]

3月14日(木)
白井智之『ミステリー・オーバードーズ』(光文社)読了。

ミステリー・オーバードーズ (光文社文庫)

ミステリー・オーバードーズ (光文社文庫)

  • 作者: 白井 智之
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2023/11/14
  • メディア: Kindle版


渥美厚は新宿歌舞伎町で活躍する私立探偵。
名探偵としてその名を全国に轟かせた故・白川龍馬の弟子だった。
白川が亡くなって10年、久山山中にある白川龍馬記念館に、白川の弟子たちが集まることになる。
渥美、滝野秋央、泉田真理らが記念館に入ると、白川の甥・百谷朝人の死体が倒れていた。
死体の背中には洋包丁が突き刺さっていた。
そこへ、もし一人の弟子・釧(くしろ)邦子もやってくる。
4人は死体を検め、推理合戦を開始する‥‥。

白井智之氏の本はこれが7冊目。
ミステリの短編を5編収録した短編集で、上記のあらすじは表題作の『ミステリー・オーバードーズ』。
この表題作は珍しく、グロテスクな要素がないが、他の4編はいつも通りのグロテスク・ミステリ。
特に『げろがげり、げりがげろ』は凄かった。
タイトルで想像がつくだろうけど。
現実感無視はこの本も変わらず。
白井氏の迷走は続く。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

nice! 3